2026年3月15日日曜日

2026年03月15日 第3主日礼拝 総督ピラトとイエス

招詞
 私は主を愛している。主は私の声、私の願いを聞いてくださる。 主が私に耳を傾けてくださるので、私は生きているかぎり主を呼び求める。               詩篇116篇1~2節

聖書箇所
マタイの福音書18章28~40節

説教
総督ピラトとイエス 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/634 最後の1週間 ⑤ ヘロデ・アンテパスの尋問

 それを聞いたピラトは、この人(イエス)はガリラヤ人かと尋ね、ヘロデの支配下にあるとわかると、イエスをヘロデのところに送った。ヘロデもそのころ、エルサレムにいたのである。ヘロデはイエスを見ると、非常に喜んだ。イエスのことを聞いていて、ずっと前からイエスに会いたいと思い、またイエスの行なうしるしを何か見たいと望んでいたからである。 
                               ルカの福音書 23章6~8節

 ガリラヤとペレヤ地方はヘロデ大王の二番目の息子アンテパスに与えられていましたが、過ぎ越しの祭りでエルサレムに来ていました。ピラトに託されてイエスを尋問しようとしているヘロデとは、このアンテパスのことです。このヘロデ・アンテパスは、かつて弟のピリポの妻ヘロデヤと密通し、バプテスマのヨハネから、公然と「あなたが(ヘロデヤを)めとるのは律法違反=姦淫です」と言われたことで、ヨハネを投獄しました。ヘロデは悪妻ヘロデアとその娘の奸計で獄中でヨハネを殺しました。
 さて、好奇心ゆえにいろいろと質問するヘロデに対して、イエスは一言も答えられませんでした。このイエスの毅然とした沈黙に、ヘロデは怒りを覚え、イエスを「侮辱したり嘲弄したりしたあげく、はでな衣を着せて、ピラトに送り返した」のです(23:11)。反省なしに罪を重ね、ここでは場を読まず、しゃべり続けるヘロデに対してイエスさまは沈黙で対処なさるほかありませんでした。                         (銘形「ヘロデの尋問」より一部引用)