2016年9月11日日曜日

2016年09月11日 第2主日礼拝 「人の子」と呼ばれるメシア

招詞
全地よ。主に喜び叫べ。大声で叫び、喜び歌い、ほめ歌を歌え。 立琴に合わせて、主にほめ歌を歌え。                                                     詩篇98篇4~5節
聖書箇所
ルカの福音書17章20~37節

説教
「人の子」と呼ばれるメシア  田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ75/「人の子」(ヒュイオス トゥ アンスロープー) 
「しかし、人の子はまず、多くの苦しみを受け、この時代に捨てられなければなりません。」
                                                  ルカの福音書17章25節
イエスさまは、ご自分をさして「人の子」と呼びました。理由は、当時、神の国とは、圧制を続けるローマ帝国に対抗できる、軍事王国の意味合いで考えられていたので、誤解を避けるためでした。そのまま「人の子」と福音書にも記され、後代の私たちも、文脈からイエスさまご自身のことだと判ります。人の子は、王、僕(十字架のイエス)、審判者の3つの立場を持っています。十字架だけがすでに起こり、他の2つは今なお続いています。ルカの福音書から抜粋すると次のようになります。後で、時間をとってゆっくりと読んでみてください。 
 (王)5:24, 6:5, 9:58, 11:30, 12:8, 12:10, 17:22, 19:10
 (苦難の僕)6:22, 7:34, 9:22, 26, 44, 17:24, 18:31, 22:48, 24:7
 (審判者)9:26, 12:40, 17:26, 18:8, 31, 21:27, 36, 22:69。
 
17章26節で、「イエスさまの再臨が、神さまが時が来たと判断されれば突然にでも起こる」と書いてあります。このおことばは私たちに緊張感を与えますね。          (銘形「ルカの福音書」から加筆引用)