2016年11月13日日曜日

2016年11月13日 第2主日礼拝 人生は出会い?

招詞
わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
詩篇103篇2節

聖書箇所
ルカの福音書 19章 1~19節

説教
人生は出会い? 田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ84/一方的な好意「ヘーン」
「ご主人さま。私はあなたの好意(ヘーン)にあずかりとうございます。あなたの使用人でもないのに、こんなにも親切にしていただいて・・」                         ルツ記2章13節

 祝福のことばをかけてくれたボアズに対してモアブの女ルツが、涙が出るほど感動しながら言った言葉です。へブル語の「ヘーン」は、神の人に対する一方的な好意を表すのに使われ、70人訳ギリシャ語聖書では、「カリス=恵み」ということばに訳されました。使徒パウロは、ヘーンの意味を引き継いだカリスが、救われるに値しない者に与えられる神のご好意であり、それが「福音」であると言っています。「すべての聖徒たちのうちで一番小さな私に、この恵みが与えられたのは、私がキリストの測りがたい富を異邦人に宣べ伝えるため...」(エペソ3:8)。この神のご好意(ヘーン)は、今もキリストにあって注がれていますから、神様が自分に良くしてくれることを、大胆に、遠慮することなく、「神様。宜しくお願いします」と言ってよいわけです。大切なことは、自分に与えられた福音の恵みを決して無駄にすることがないような生き方をしようと決心することではないでしょうか。                  (銘形「ヘブル語のキーワード」より引用)