2016年12月4日日曜日

2016年12月04日 待降節第2主日礼拝 キリストの預言者たち 2

招詞
ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。                     ヨハネの福音書 1章 14節

聖書箇所
イザヤ書9章1~7節 

説教
キリストの預言者たち2 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ87/栄光(カボドとドクサ)
「私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。」
                                ヨハネの福音書 1章14節
「神の栄光」を表すへブル語は「カボド」で、ギリシャ語訳は「ドクサ」です。どちらも聖書で沢山使われている神さま用語です。あのバッハは、ドイツの教会のオルガニストでした。彼は毎週の礼拝のために、その日の礼拝の聖書箇所にふさわしい曲を作曲しました。牧師が一つのメッセージを準備して会衆に語るように、バッハも音楽という形で毎週、音楽を作曲したのです。そして、彼の作曲した楽譜には、必ず、「ただ神の栄光のために」という略語が記されていました。だれのためでもない、神に対する信仰と喜びのゆえに作曲したのです。それがバッハにとっての神への献身、神へのささげものでした。
 バッハのように作曲できなくても、私たちの身体は神によって買い取られたものです。私の身体の所有者は神ご自身で、私たちは聖霊の宮です。旧約時代には、神の臨在は幕屋とか、神殿にありました。しかし、イエスさまの十字架のみ業の完成により、神の臨在は私たちの生きざまの中に現れています。今週も、畏(おそ)れをもって、神さまに対する信仰と喜びで、人生を奏でましょう。
                         (銘形「ヘブル語のキーワード」より一部引用)