2017年10月8日日曜日

2017年10月08日 第2主日礼拝 和解のいけにえ 神の食物

招詞
まことに、【主】は、とこしえに王として御座に着いておられる。【主】は、ご自身の民に力をお与えになる。【主】は、平安をもって、ご自身の民を祝福される。
                                 詩篇29章10~11節

聖書箇所
レビ記 3章1~17節

説教
和解のいけにえ 神の食物 老松望KGK主事
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言(こと)ローグ/207 父なる神(セオス・パテール)
「いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。                           エペソ人への手紙5章20節

「セオス・パテール」は、ヨハネの福音書から黙示録まで42回使われている重要語です。英語では、人間の父の場合は小文字のfatherを使い、父である神の場合には大文字のthe Fatherを使っています。福音書の御子イエスさまを見ると、イエスさまのすべての考え、思い、意志、感情は、御父に向けられています。御父の愛のまなざしが御子のすべてでした。それゆえ、御子の栄光は御父の栄光を完全に現わすことでした。

 この父なる神さまの愛のまなざしは、私たちでにも惜しみなく向けられています。そして、私たちは一人残らず、イエスさまの御名によって父なる神さまにいつでも、どこでも祈ることができます。ダビデが歌った詩篇23篇を見ましょう。
 【主】は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。 たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。
 これは、居心地の良い部屋でソファーに座って瞑想しながら祈ったのではなく、敵に命を狙われて絶体絶命の荒野での祈りでした。なんと、彼は、自分のこの状況を緑の牧場に横たわっている羊だと描写しました。それほど安心して父なる神に信頼しているダビデの信仰に習いましょう。いつでもすべてのことについて祈りましょう。                      
                      (銘形 「エペソ書の重要語彙集」から一部引用)