2017年12月24日日曜日

2017年12月24日 クリスマス礼拝 ベツレヘムへの路 ④ 羊飼いたち

招詞
 すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。
                              ヨハネの福音書1章9、12節


聖書箇所
ルカの福音書2章1~20節

説教
ベツレヘムへの路 ④ 羊飼いたち 田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ/218 忠実な羊飼い

 この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
                                  ルカの福音書2章8節

 ユダヤ人新約学者イーダーシャイムは、「イエスの生涯と時代」の中で、ベツレヘム郊外にあるミグダル・エーデル(見張りの塔)の傍の羊の群れは、エルサレムの神殿に捧げるための傷の無い特別な群れであること、羊飼いたちもえりぬきの人々で、年中休み無く羊を見守っていた、と言っています。普通の羊飼いは、夕方になると羊を囲いの中に入れて、自分たちは天幕の中で寝てしまうのに、焚き火を焚きながら、野宿してまで羊を見守るということは特別なことでした。「傷のない羊」を育てるために、不断の労苦をいとわない忠実な羊飼いだったからこそ、「野宿で夜番をしながら羊の群れを見守って」(2:8)いることができたのです。そして、最初のクリスマスに招かれたのはこの羊飼いたちでした。            (銘形「ベツレヘムの秘密」より引用)