2018年10月14日日曜日

2018年10月14日 第2主日礼拝 新しい人と友情

招詞
 主よ。あなたの道を私に教えてください。私はあなたの真理のうちを歩みます。私の心を一つにしてください。御名を恐れるように。私は心を尽くしてあなたに感謝し、とこしえまでも、あなたの御名をあがめましょう。                    詩篇86篇11~12節

聖書箇所
エペソ人への手紙6章5~9節

説教
新しい人と友情 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/257  宗教改革の精神の具体化① ドイツコラール(ドイツ語会衆讃美歌)

  主は、私の口に、新しい歌、われらの神への賛美を授けられた。     詩篇40篇3節

 今年は、マルチン・ルターの宗教改革から501年目です。当時の新生ルーテル教会では、カトリック教会時代と比べ、音楽と説教が変わりました。ルターは宗教改革の精神を具体化するため教会音楽の庶民化をはかり、全信徒参加型礼拝を可能にする会衆賛美(コラール)の基礎をつくりました。つまり、それ以前のカトリック教会時代には、賛美歌は訓練された聖歌隊がドイツ人の母語であるドイツ語ではなく、ローマ教会の公用語であるラテン語だけで賛美されていました。
 さて、ルターがコラール(全会衆の賛美歌)を作る上で重きをおいたのは、わかりやすさでした。ドイツ語聖書への翻訳のときと同じく、歌詞が誰にもわかるドイツ語であったことと、メロディーが親しみやすいことでした。こうして、1523~24年の両年にかけて大小4種類の重要なドイツ・コラール集(会衆賛美歌集)が出版されました。この歌集では重要な二つの先例を作りましたが一つは異なった歌詞(テキスト)に、同じメロディーを当てる習慣を作ったことです。これが、私たちの使っている賛美歌や聖歌の形式です。美しい賛美歌を沢山歌えることは感謝ですね。神様が、ルターを用いて、先見の目を働かせてくださったことを感謝し、新しい歌(信仰の歌)を歌い続けましょう。
                     (銘形「マルチン・ルターとコラール」から引用)