2019年10月30日水曜日

2019年10月20日 第3主日礼拝 終わりの日の幻 ①

招詞
わがたましいよ。主をほめたたえよ。わが神、主よ。あなたはまことに偉大な方。あなたは尊厳と威光を身にまとっておられます。                     詩篇104篇1節

聖書箇所
ダニエル書11章1~20節

説教
終わりの日の幻① 田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ/310 シャカイナ・グローリー ① 

モーセは、ミデヤンの祭司、しゅうとイテロの羊を飼っていた。彼はその群れを荒野の奥まで導いて、神の山ホレブにやって来た。すると【主】の使いが柴の茂みのただ中の、燃える炎の中で彼にあらわれた。なんと、燃えているのに柴は燃え尽きていなかった。 出エジプト記3章1~2節

 私たちが信じている三位一体の神様が、人間の目に見える形で現われる時、それを「シャカイナ・グローリー(栄光の臨在)」ということばで表現します。シャカイナは、シャカン(永遠に留まる)の派生語です。神の歴史の中で「シャカイナ・グローリー」は、光、火、煙、雲、雷、いなずま、密雲(や み)、そして御使いなどですが、その極めつけは人となられたイエスご自身です。ヨハネの福音書1章に「イエスは光であった」と記されているように、光の中にも、み子「イエス・キリスト」の存在がありましたし、実は、上記のどのシャカイナ・グローリーの中にもイエスは、おられます。なぜなら、イエスこそ「光」と「知恵」と「栄光」を結びつけている方だからです。
 この燃える柴の光の中で、神は、「わたしはあるという者である(出エジプト 3:14)」と初めてその名を啓示なさったことから始まり、目に見えるイエスさまは、沢山の教えと知恵を弟子たちに伝え、それらを書き留めた福音書はイエスの貴重な言行録です。この言行録=福音書に親しむことで、光であるイエスさまを日々実感しましょう。     (銘形「聖書における光」より一部引用)