2020年7月19日日曜日

2020年07月19日 第3主日礼拝 偽預言者たちの過ち

招詞
 私は主を愛している。主は私の声私の願いを聞いてくださる。主が私に耳を傾けてくださるので私は生きているかぎり主を呼び求める。                詩篇116篇1~2節

聖書箇所
エゼキエル書13章1節~23節

説教
偽預言者たちの過ち 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/345 女預言者デボラ
 主をほめたたえよ。聞け、王たち。耳を傾けよ、君主たち。私、この私は主に向かって歌う。イスラエルの神、主にほめ歌を歌う。キション川は彼らを押し流した。昔からの川、キション川が。わがたましいよ、力強く進め。
                                  士師記5章3、21節

 デボラは、旧約聖書に登場する数少ない女預言者の一人です。デボラによって北のナフタリからバラクが呼び寄せ、シセラの率いる戦車九百両の戦車と大軍を戦うことになります。デボラはバラクに「わたしは、彼をあなたの手に渡す」という託宣を告げました。敵はきわめて殺傷力のある戦車部隊を持っていました。イスラエルはそのような武器はありません。もし平地でまともに戦うならば敗北することは目に見えます。結果はイスラエルの完全な勝利でした。どのようにして勝利が与えられたのか、それが上記の歌の中に記されています。なぜ戦車九百両という進歩的な装備を誇るカナンの将軍シセラが完敗したのか。その理由は、雨が降ることで「キション川」が氾濫し、地はぬかるみとなって戦車が使えなくなったからでした。デボラの預言は、「ひとりの女の手にシセラを売り渡される」でした。そして事実、逃げ延びたシセラを打ちとったのはヤエルという女性でした。                        (銘形「士師記の瞑想」より一部引用)