2021年5月22日土曜日

2021年05月23日 ペンテコステ礼拝 教会の誕生日

招詞
 幸いなことよ。主を恐れ、主の道を歩むすべての人は。あなたがその手で労した実りを食べること、それはあなたの幸い、あなたへの恵み。              詩篇128篇1~2節

聖書箇所
使徒の働き2章1~42節

説教
教会の誕生日 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/388 待つ(ペリメノー)
 使徒たちといっしょにいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。」               使徒の働き1章4節

 イエスは、復活されてから昇天されるまで、四十日間、弟子たちに何度も現れ、聖書(旧約聖書)を教えました。それは、使徒たちが、整えられるためでした。整えとは、復活のイエスを確かに見、生きておられるイエスの証人になる意思確認でした。そして、神のご計画の新しい段階を迎えるために、さらに10日間、聖霊という上からの力が与えられるのを待つことでした。こうして、五旬節(ペンテコステ)がやってきました。ところで、イエスが「もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受ける」と言われた時に、使徒たちは、それは「イスラエルの復興(回復)」の時が来るのだと考え、「それがこの時ですか」とイエスに迫りました。「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。」とイエスは答えました。はぐらかしたのではなく、聖書の約束に基づく質問としてイエスは答えました。ただし、それは、神の救いのマスタープランが成就していく終わりの日のことだったのです。「新しい霊が与えられること」と「イスラエルの回復」はワンセットなのですが、この時点では、まず使徒たちを世界中に遣わすためにも聖霊が彼らに下ることが必要不可欠でした。待つことも御国の前進に必要ですが、私たちの中でも、待つことが苦手な人も多いのではないでしょうか。使徒たちはこの時、祈りつつ待つことができました。
                            (銘形「使徒の働き」から一部引用)