2021年7月18日日曜日

2021年07月18日 第3主日礼拝 アブラハムの ストレス ⑤ 家庭1

招詞
 私は心を尽くしてあなたに感謝します。あなたは、ご自分のすべての御名のゆえに、あなたのみことばを高く上げられたからです。私が呼んだその日に、あなたは私に答え、私のたましいに力を与えて強くされました。                       詩篇138篇1~3節 

聖書箇所
創世記16章1節~16節

説教
アブラハムのストレス⑤ 家庭1 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/396 アブラハムの故郷「ウル」はどこ?
 わたしは、あなたがたの先祖アブラハムを、あの大河の向こうから連れて来て、カナンの全土を歩かせ、子孫を増し、イサクを与えた。                ヨシュア記24章3節

 ウルという地は、信仰の父アブラハムが生まれ、神によって連れ出された出発場所です。上記、大河ユーフラテス川の向こうとは、ウルのことです。そこにおいてアブラムの父テラは、異教の神々に仕えていました。
さて、最近の考古学の研究成果として、地図のように、ハランの東150㎞にウルという町があったことがわかりました。実は、既説メソポタミア南部のウルは大河ユーフラテス川の南西にあるので、カナンから見て「川の向こう」という表現は合いません。メソポタミア北部のウルは、宗教的に、商業的に、ハランと結びついて、月の神を拝む中心地でしたから、アブラハムの父テラも「ほかの神々に仕えていた」のです。結局、テラは、偶像に仕える生活を捨てませんでした。しかしアブラムは、ハランからも出立し、真の神の招きに応えたのです。神はアブラムたちを、約束の地カナンへと導き出されました。この決断は、現代を生きるクリスチャンにもその祝福が及ぶことを思うとき、真に偉大な信仰の旅立ちだったわけです(ガラテヤ3:14)。 (テオロギアブログから引用)