2021年7月3日土曜日

2021年07月04日 第1主日礼拝 アブラハムの ストレス③ 財産

招詞
 主よあなたのみ名はとこしえに、主よあなたの呼び名は代々(よよ)に至ります。まことに、主はご自分の民をさばき、そのしもべらをあわれまれます。      詩篇135篇13~14節

聖書箇所
創世記13章1節~18節

説教
アブラハムのストレス③財産 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/394 羊のストレス
 羊たちをみな外に連れ出すと、牧者はその先頭に立って行き、羊たちはついていきます。彼の声を知っているからです。                     ヨハネの福音書10章4節

 アブラムは、エジプトでファラオから羊の群れをもらって持ち帰り、羊飼いとなりました(創12:16)。羊は警戒心が強く群れを作り、危機を察知した一匹が動くとみんなそれに従います。だから、一匹だけ群れから引き離そうとすると大変なストレスを感じ、いやがります。「百匹捕まえるより、一匹捕まえる方が難しい」そうです。 聖書では、神とイスラエルの民との関係が、しばしば羊飼いと羊の関係に譬えられ、両者の信頼関係が描かれます。そうです、臆病で警戒心の強い羊は、良い羊飼いに飼われると信頼し、ストレスも消え、それが態度にも表れます。羊飼いが歩き始めると、羊たちも立ち上がり、後を追います。牧羊犬で強制的に追い回さなくても羊を安全に導くことができたのです。「しかし、(羊は)ほかの人には決してついて行かず、逃げていきます。ほかの人たちの声は知らないからです(ヨハネ10:5)」。イエスさまは、言われました。「わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っており、わたしのものはわたしを知っています。(10:14)」。イエスさまは、羊であるわたしたちを知っている、といわれた程にはたして私たちもイエスさまを知っているでしょうか。福音書を読んで、良い牧者イエスさまを深く知り、心から愛し頼る者にさせていただきましょう。