2025年10月12日日曜日

2025年10月12日 第2主日礼拝 新しい創造と焼き印

招詞
    私は地では旅人です。あなたの仰せを私に隠さないでください。 いつのときも、あなたのさばきを慕い求めて、私のたましいは押しつぶされるほどです。        詩篇119篇19~20節

聖書箇所
ガラテヤ書6章11~18節

説教
新しい創造と焼き印 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/612 幻(ハゾン)

 主は私に答えられた。「幻を石板の上に書き記して、確認せよ。これを読む者が急使として走るために。この幻は、定めの時について証言し、終わりについて告げ、偽っていない。 ・・・ 正しい人はその信仰によって生きる。」                    ハバクク書2章2―4節
                            *「ハゾン」は神からの使信の意味

 旧約聖書の終わりのところに短い預言書群があります。十二の小預言書で、ヘブライ語聖書では十二巻と呼ばれます。ホセア書、ヨエル書、アモス書、オバデヤ書、ヨナ書、ミカ書、ナホム書、ハバクク書、ゼパニヤ書、ハガイ書、ゼカリヤ書、マラキ書の十二巻です。
 ヨナ書を除けば、あまりなじみのない巻ばかりですが、新約聖書に引用されているなど重要なメッセージが記されています。
 ハバクク書は、神への問いかけから始まる珍しい巻です。預言者ハバククは、ユダ王国における不正と暴虐、そして神の沈黙に対する疑問を神に投げかけます。そして、神の答えを通じて、ハバククは バビロンによる裁きが訪れること、そして「義人はその信仰によって生きる」という信仰の重要性を悟ります。この「義人は信仰によって生きる」ということばは、新約聖書、ローマ人への手紙1章17節にも引用され、信仰を通した救いを指し示しています。小預言書は福音のことばに満ちていて、ハバクク書もその一巻です。

 待降節の前の数週間、ハバクク書から礼拝メッセージをさせていただきます。