招詞
私に悟らせてください。私があなたのみおしえから目を離さず、心を尽くしてそれを守るために。私にあなたの仰せの道を踏み行かせてください。私はその道を喜んでいますから。
詩篇119篇34~35節
聖書箇所
使徒の働9章32~43節
説教
立ち上がりなさい 田口勇新牧師
言(こと)ローグ/613 ありえない?
いつまでも主に信頼せよ。 イザヤ書 26章4節
ある冬の朝、ブラインドを開けて驚きました。霧の壁です。天気予報によると、それは「着氷性の霧」というものです。この地域ではまれですが、さらなる驚きは、1時間後には晴天という予報でした。私は夫に「あり得ない。一寸先も見えないのに」と言いました。しかし、1時間も経たないうちに霧は晴れ、晴天になりました。
ユダ王国の善王ウジヤが亡くなり、腐敗した支配者たちが国の権力を握った時、預言者イザヤは似たような問いかけをしました。誰が信じられるのかと。しかし、神は驚くような幻でこの問いに応えられました。イザヤはその幻によって、神を信頼すれば、より良い未来が待っているので大丈夫だと確信できました。そして「志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです」(イザヤ26章3節)と述べ、「いつまでも主に信頼せよ。ヤハ、主は、とこしえの岩だから」(4節)と賛美しました。
自分の思考が神に集中しているなら、霧に包まれた混乱の中でも、神を信頼できます。今はっきりと見えなくても、神を信頼するなら、神の助けがやって来ると安心できます。先が見えず混迷しているとき、何を信頼しますか。どうやって目下の問題にとらわれず、永遠の神に心を向けますか。 (P.レイボン「全幅の信頼)より一部引用)