2025年12月20日土曜日

2025年12月21日 第3主日礼拝 クリスマス礼拝 羊飼いたちのクリスマス

招詞    
 この方(イエス)以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです。         使徒の働き4章12節

聖書箇所
ルカの福音書2章8~20節

説教
羊飼いたちのクリスマス 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/622 グローリア(天使の賛歌)
 キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、 ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。                         エペソ人への手紙2章15~15節

 救い主誕生という喜びの知らせが、天使によって羊飼いたちに伝えられるや否や、天の軍勢が現われて、神を賛美する大コーラスが響きわたりました。グローリアです。イザヤが預言した「平和の君」(イザヤ9:6)は、使徒パウロによって「キリストこそ私たちの平和」(上掲)と宣言されています。「平和」は福音の重要な事柄です。「平和」とは、天と地、神と人、ユダヤ人と異邦人など、人間の罪が作り出す「隔ての壁」を打ち壊して、二つのものを一つにすること(それが「御国が近づいた」が意味する一つの意味)であり、それを実現してくださったのがキリストです。
 天の軍勢によって「いと高きところには栄光が、地には平和が」と語られたように、クリスマスの出来事―すなわち「救い主」の誕生は、御子イエスの誕生によって天と地がひとつに繋がることを告げ知らせているのです。つまり、天にある神の栄光が、御子によって地において実現するということの良き知らせなのです。キリストによってこそ、この宇宙にあるすべての「隔ての壁」が打ち壊されて、天と地が一つになることです(エペソ 1:10)。そのことを、私たちは深く、重く、受け止めなければなりません。神の栄光はまさにそこに輝くのですから。平和の神、主に感謝しつつ、平和をつくる者とならせていただきましょう。        (銘形 「天軍賛歌」より一部引用)