2016年2月28日日曜日

2016年02月28日 第4主日礼拝 知恵と信仰

招詞
【主】を恐れることは、知恵の初め。これを行う人はみな、良い明察を得る。主の誉れは永遠に堅く立つ。                                                      詩篇111篇10節
聖書箇所
ルカの福音書 10章21~24節

説教
知恵と信仰 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ48/「知恵 ハクマー」
「聖書は「知恵」を、「主(神)を恐れること」と定義しています。
「主を恐れることは知識の初めである。愚か者は知恵と訓戒をさげすむ」箴言1:7
 では「主(神)を恐れる」とはどういうことでしょうか。それは、裁きや呪いを恐れたり、地獄の存在に恐怖心を抱いたりといったたぐいの恐れではありません。そのような恐れは、人を束縛し、精神的な奴隷状態に閉じ込めます。「知恵」が感じる恐れとは、「畏怖の念」とでも言うべき恐れです。その実体は、人間を超越した大いなる存在に対する畏敬の念です。現代の日本では、人の価値は偏差値や業績などで計られる傾向があります。しかし聖書は、全く異なった基準で私たちを評価しています。その人がどれだけ誠実に人としての道を歩んでいるかどうか、そして彼(彼女)が、全能者であられる主なる神を信じ従って歩いているかが、主が人を評価する際の基準です。私たちは、全員この知恵(ハクマー)を持っていますね。