2017年4月2日日曜日

2017年04月02日 第1主日礼拝 受難② 十字架のみち

招詞
神は、私たちを暗やみの圧制から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。 この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ています。
                            コロサイ人の手紙1章13~14節

聖書箇所
ルカの福音書 22章 39~54a、 63~71節
       23章 1~23節
説教
受難② 十字架のみち 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ104/ヘーフェツ(愛)
 
ソロモンは、シェバの女王が求めた物は何でもその望みのままに与た。
                                 第1列王記10章13節

ヘーフェツが、人の親切や寛容に使われるときは、上記のように、望みのままにとなります。
 ヘーフェツの愛は、人が神になにかを願って求めることに対して、神が喜んで良いものを「惜しみなく与えようとする愛」です。そもそも天の父はその子どもたちに良いものを惜しみなく与えることを何よりも喜びとされる神です。
 人が自分の欲望や私利私欲のために求めるものに対してではなく、神のみこころにかなって願い、求められることに対しては、神は黙っておられない方なのです。与えることを何よりも喜びとされる神、この神の惜しみなく与えようとする愛こそ「ヘーフェツの愛」なのです。旧約聖書では、4つの愛する、という言葉があります。アハヴァー(一方的な選びの愛)、ヘセド(契約愛)、ヘーン(受けるに値しない者に対する神の好意・愛)、そして、ヘーフェツです。図は、ギリシャ語の愛(アガペー、フィリア、カリス)との関係を表しています。
 目を上げて、求めること、要求することを待っておられる神さまに願いましょう、惜しみなく与えてくださる神さまに。
                         (銘形 ヘブル語のキーワードより引用)