2017年4月9日日曜日

2017年04月09日 第2主日礼拝 受難③ イエスの死と勝利

招詞
信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。                             へブル人への手紙12章2節                        
聖書箇所
ルカの福音書 23章24~49節

説教
受難③ イエスの死と勝利 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ105/きょう(ハツヨーム)
あなたは、きょうわたしとともにパラダイスにいます。      ルカの福音書 23章43節

イエスさまの十字架上の7つのことばのうち、2番目に語られたことばで、隣の十字架にかけられている強盗の一人がこの慰めのことばを聞きました。「パラダイス」とはラザロと金持ちの話(ルカ16:19~31)にある「アブラハムのふところ」です。そこは、自分の罪を悔い改めて、イエスを信じて義とされた者たちが行くところです。
 「きょう」という言葉は、私たちが考えている「昨日、今日、明日」という意味での「今日」ではありません。ヘブル語では「ハッヨーム」で「その日」とも訳せます。つまり、神によって「定められた日」、神によって「しるしづけられた日」を意味します。「私たちが。目覚めていても、眠っていても、主とともに生きる」(テサロニケ第一5:9)ところが、パラダイスです。ですから、神の定められた「その日=きょう」という日に現存するのです。そこに私たちの希望があります。パラダイスの希望をもって進みましょう。イエスさまは招いていてくださいます。家族や友人がこのパラダイスにいっしょに入れるように祈りましょう。
                          (銘形 「十字架のイエス」から引用)