2018年7月1日日曜日

2018年07月01日 第1主日礼拝 新しい人と愛②

招詞
幸いなことよ。あなたが選び、近寄せられた人、あなたの大庭に住むその人は。私たちは、あなたの家、あなたの聖なる宮の良いもので満ち足りるでしょう。          詩篇65篇4節


聖書箇所
エペソ人への手紙5章1~7節

説教
新しい人と愛② 田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ/242 必要なもの(クレイア)

 マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。 しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。       ルカの福音書 10:41~42

 「50代を私は人生の最大の節目と思っています。」と日野原重明氏は『生き方上手』(文庫版もあり)のはしがきで述べています。この確信は日野原氏がアン・リンドバーグの『海からの贈物』(新潮社文庫)の文章の一節にふれたときに与えられたようです。私も買って、第2章の「ほら貝」まで読んで感動してしまいました。以下、本の抜粋です。「どうすれば自分自身であることを失わずにいられるか・・・・それに対して、どういう答えがあるだろうか。・・・私には・・・浜辺で拾った貝のような手掛かりが与えられているだけである。ほら貝の簡素な美しさは私に、・・・自分の生活を簡易にして、気を散らすことの幾つかを切り捨てることなのだということを教えてくれる。・・ここでの浜辺でならば、それができる。浜辺の生活で第一に覚えることは、不必要なものを捨てるということである。・・・それは先ず身の回りのことから始まって、不思議なことに、それが他のことにも広がって行く。・・・」。
 ここでリンドバーグがしようとしていることはまさに<シンプルライフ>です。私もこの生き方の大切に気づかされ、憧れを感じたのは50歳になってからでした。その憧れを忘れずに、少しずつ実践し続けて行きたいと願っています。
 クリスチャンにとっても、どうしても必要な、神のみことばに聴く生活の他は、いろいろと整理するものがあるでしょう。まず、気づきが必要のようです。50歳と言わず、私たちも今から「生き方上手」になりませんか。             (銘形「シンプルライフ」から一部引用)