2019年5月19日日曜日

2019年05月19日 第3主日礼拝 王の夢と神の啓示

招詞
 【主】よ。私は、国々の民の中にあって、あなたに感謝し、国民の中にあって、あなたにほめ歌を歌いましょう。あなたの恵みは大きく、天の上にまで及び、あなたのまことは雲にまで及ぶからです。                               詩篇108篇3~4節

聖書箇所
ダニエル書2章1~23節

説教
王の夢と神の啓示 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/288 解きたい(ヤーダ) 

 ネブカデネザルの治世の第二年に、ネブカデネザルは、幾つかの夢を見、そのために心が騒ぎ、眠れなかった。                           ダニエル書2章1節

 心が騒ぎ眠れないことは誰でも経験することです。時には、どんな意味があるだろうと考えたこともあるでしょう。
 王の心の騒ぎは、自分の見た夢の意味を「解きたい」(ヤーダ)という思いと同義です。「夢」は、古代人にとっては、やがて起こることの前兆と考えられていたようです。
 創世記37章以降にヨセフの生涯がスペースを取って紹介されています。兄たちの嫉妬心がもとでエジプトに売られてしまったヤコブ(イスラエル)の息子の一人であったヨセフがエジプトの王の見た夢を解き明かしたことで、大出世を果たしたように、バビロンへ人質となったダニエルもバビロンの王ネブカデネザルの見た夢を解き明かす存在となり、やはり王によって高い位につけられることになるのですが・・(2章47節)。
 夢でなくても神さまが私たちの心に思いを与え、深く考えさせ祈らせることもあると思います。そんな時は、時を割いて祈りましょう。            (銘形 ダニエル書より引用)