2020年1月19日日曜日

2020年01月19日 第3主日礼拝 敵ハマンの本性

招詞
私は主を愛している。主は私の声、私の願いを聞いてくださる。主が、私に耳を傾けてくださるので、私は生きているかぎり主を呼び求める。                詩篇116篇1~2節

聖書箇所
エステル記3章1~15節

説教
敵ハマンの本性 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/321 アマレク人とハマン

 さて、アマレクが来て、レフィディムでイスラエルと戦った。モーセはヨシュアに言った。「私たちのために幾人かを選び、出て行ってアマレクと戦いなさい。あす私は神の杖を手に持って、丘の頂に立ちます。」                      出エジプト記17章8~9節

 エジプトから脱出してきたモーセとイスラエル人は、200万人とも言われますが、軍隊組織もない、敵から見れば略奪しやすい「烏合の衆」でした。その彼らを最初に攻撃してきた相手がアマレク人で、これがアマレク人が主の怒りを受けた理由でした。この時モーセが山に登ってアロンとフルに支えられて神に祈り、ヨシュアが兵士らと共に戦い、接戦の末、イスラエル軍が勝利しました。
  時代は下り、イスラエルの初代の王サウルの時、「アマレク人の王と民を全滅させなさい」という神の命令に違反して、サウル王は、アマレクの王アガクを助けたことが神の怒りを招き、彼の王権は失墜しました(1サムエル記15:1-11)。この直後、アガクはサムエルに殺されます。エステル記1:1では、ハマンは、アガク人(アガク王の子孫)だと言われていますからユダヤ人を敵とするのはあたりまえでしょう。エステル記でも、モーセの時代と同じくアガク人との闘いは主の戦いになっていきます。