2020年10月24日土曜日

2020年10月25日 第4主日礼拝 宗教改革記念礼拝 ルターの伝えた信仰

招詞
 主はあなたを守る方。主はあなたの右手をおおう陰。昼も日があなたを打つことはなく、夜も月があなたを打つことはない。主はすべてのわざわいからあなたを守り、あなたのたましいを守られる。                                詩篇121篇5~7節 

聖書箇所
ローマ人への手紙3章1節~28節

説教
ルターの伝えた信仰 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/359 キリストの流された血
 
 すべての人は、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。
                            ローマ人への手紙3章24~25節

 ルターに信仰義認の目を開かせた聖句です。キリストの流された血潮は、過越しの記事に照らすと、神のためのものです。出エジプト記11章の過越しの夜の場面を想像してください。「わたしはその血を見て、あなたがたの所を通り越そう」(出エジプト11:12, 23)ということばです。主がエジプトの地を打つために行き巡られるとき、かもいと二本の門柱にある血をご覧になれば、主はその戸口を過ぎ越され、その中にいる者たちには滅びのわざわいは起こらないという約束です。この約束を民は信じてそのようにしたので、さばきから免れることができたのです。ここに、血は、人のためにではなく神のために提示されました。というのも、血はかもいと柱に塗られていたので、家の中で食事をしている人には見えなかったからです。「神がその血を見られて」そこを過ぎ越されたのです。この神は、新約時代に生きる私たちにとっても同じ神です。傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの尊い血をご覧になられたときにご自身の義を満足させ、人の罪に対する神の怒りはなだめられたのです。キリストの血はそのような力を持っているのに気づいておられましたか。                    (銘形「ローマ3:24解説」より引用)