2021年10月3日日曜日

2021年10月03日 第1主日礼拝 イサク家族の回復

招詞
 主をほめたたえよ。若い男よ。若い女よ。年老いた者と幼い者よ。主の名をほめたたえよ。主の御名だけがあがめられる。その威光が地と天の上で。      詩篇148篇2a, 12~13節

聖書箇所
創世記27章46節~28章22節

説教
イサク家族の回復 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/407 親切な愛(ヘーン)
 モアブの女ルツはナオミに言った。「畑に行かせてください。 そして、親切にしてくれる人のうしろで落ち穂を拾い集めさせてく ださい。」                 ルツ記2章2節

 聖書には、「愛」を表す言葉が7つあり、新約聖書で3つ、旧約聖書で4つの言葉です。上記「親切」と訳されたことばは「ヘーン」です。この2章に「親切」ということばが3回使われています。一方的な親切、「どうして私に親切にし、気遣ってくださるのですか。私はよそ者ですのに。」と、ルツがボアズの親切に与っているのです。実に一方的です。これが「ヘーン」の愛なのです。麦畑の使用人たちにも働き者と好感をもたれていたにしろ、この親切なボアズに対してルツの返答が率直ですがすがしいです。「ご主人さま、私はあなたのご好意を受けたいと存じます。あなたは私を慰め、このはしための心に語りかけてくださいました。私はあなたのはしための一人にも及びませんのに。」(2:13)。
神の救いのマスタープランに預かる二人ですが、親切の愛(ヘーン)がボアズの人格と結びついて豊かに用いられました。主が、旧約聖書に造詣(ぞうけい)の深かったパウロをして、ガラテヤ人への手紙(5:22)で御霊の実のリストに「親切」を入れさせたのもうなずけますね。 (銘形「ヘブル語のキーワード」より一部引用)