2021年10月24日日曜日

2021年10月24日 第4主日礼拝 ヤコブの 20年間 ③ 救い

招詞
 ハレルヤ。神の聖所で神をほめたたえよ。御力の大空で神をほめたたえよ。その大能のみわざのゆえに神をほめたたえよ。その比類なき偉大さにふさわしく神をほめたたえよ。
                                  詩篇150篇1~2節 

聖書箇所
創世記31章1節~55節

説教
ヤコブの20年間③ 救い 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/410 ルターと雷
 信仰は聞くことから始まります。聞くことは、キリストについてのことばを通して実現するのです。では、私は尋ねます。彼らは聞かなかったのでしょうか。いいえ、むしろ、「その響きは全地に、そのことばは、世界の果てまで届いた」のです。      ローマ人への手紙10章17節

 イザヤ書53章1節ほかの聖句を引用したローマ教会への手紙です。イザヤは、紀元前8~7世紀の預言者です。ヘブライ語で書かれたものが、紀元前3~1世紀に当時の世界語になったギリシャ語に訳され、パウロの時代には「世界中の人々に」読まれていました。イザヤはキリストの預言もしており(イザヤ9:6,53章)、紀元1世紀に実現しました。しかし信じない人も沢山いました。現代も同じです。 16世紀、教会の霊性はどん底まで下がり、暗闇でした。「深遠な聖書の言葉を極め、世界に伝える器」を、神は探しておられ、マルチン・ルターが選ばれました。 当時、ルターは、弁護士志望の大学生でしたが、帰宅途中に、すぐそばで落雷があり、友人と共に地面に叩きつけられました。彼は膝まづいて祈り、「命が助かったら修道院に行きます」と約束しました。一緒にいた友人は死に、彼は助かりました。 数日後には、修道院(神学校)の門を叩いていました。