2021年10月10日日曜日

2021年10月10日 第2主日礼拝 ヤコブの20年間①

招詞
 ハレルヤ。新しい歌を主に歌え。敬虔な者たちの集まりで主への賛美を。踊りをもって、主の御名をほめたたえよ。タンバリンと竪琴(たてごと)に合わせて、主にほめ歌を歌え。
                                  詩篇149篇1、3節

聖書箇所
創世記29章1節~35節

説教
ヤコブの20年間① 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/408 惜しみなく与える愛 (ヘーフェツ)
 主は夜の夢のうちにソロモンに現れた。神は仰せられた。「あなたに何を与えようか。願え。」 ソロモンは言った。「・・・善悪を判断してあなたの民をさばくために、聞き分ける心をしもべに与えてください。・・・」 神は彼に言われた。「・・・わたしはあなたに、知恵と判断の心を耐える。 ・・・そのうえ、あなたが願わなかったもの、富と誉れもあなたに与える。」 
                            第1列王記 3章5~13節(抜粋)

 「ヘーフェツの愛」―この愛は、人が神になにかを願って求めることに対して、神が喜んで良いものを惜しみなく与えようとする愛です。ちなみに、上記の新共同訳は「何事でも願うがよい」とへーフェツの意味を汲んで訳しています。そこで、ソロモンは、王として最も必要なもの、「聞き分ける心」を願いました。
天地創造以来、父なる神さまは、「子どもたち」に良いものを惜しみなく与えることを何よりも喜びとされる神です。人が自分の欲望や私利私欲のために求めるものに対してではなく、神のみこころにかなって願い、求められることに対しては、神は黙っておられない方なのです。与えることを何よりも喜びとされる神、この神の惜しみなく与えようとする愛こそ「ヘーフェツの愛」なのです。
私たちにはどうでしょうか? 神さまは、誰にでも喜んで惜しみなく与える愛を持っておられ、私たちにも「願いなさい」と言っておられます。     (銘形「ヘブル語のキーワード」から引用)