2021年12月19日日曜日

2021年12月19日 第3主日礼拝 クリスマス礼拝 マリヤの目で見たクリスマス

招詞
 主の戒めはまっすぐで、人の心を喜ばせ、主の仰せは清らかで、人の目を明るくする。主からの恐れはきよく、とこしえまでも変わらない。主のさばきはまことであり、ことごとく正しい。
                                   詩篇19篇8~9節

聖書箇所
ルカの福音書2章1節~21節

説教
マリヤの目で見たクリスマス 田口勇新牧師
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言(こと)ローグ/418 光(フォース)

 やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。                              マタイの福音書4章16節

 ガリラヤ地方はB.C.723~722年にアッシリア帝国の侵略を受け、その属国となり、住民は捕虜となりました。こうしてガリラヤの住民は家族との離別の悲しみに会い、絶望のどん底にあったのです。このような悲劇の中において、イザヤは神の救いの光を見てこの預言をしたのです。
 このみ言葉は、直接的には、アッシリアに併合されて絶望のどん底にあった民の状態を意味していますが、比喩的には、霊的な暗やみ、霊的な死を意味しています。たとえ表面的にどんな豊かな生活を送ろうとも、キリストとその福音を知らない者はその本質においてはただ暗やみと死の中にあります。そうした人々が「偉大な光」を見ることのできる新しい時代が、すでに来ています。私たちがしなければならないことは、この「光」に背を向けることなく、この「光」を受け入れることです。そして、光の子どもとしてふさわしく歩むことです。イエスは言われました。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」(ヨハネ8:12)                  (銘形「アドベントの瞑想」より引用)