2022年5月1日日曜日

2022年05月01日 第1主日礼拝 ヨセフの使命 ⑪ エフライムとマナセ

招詞
 すべての国々よ 主をほめたたえよ。すべての国民よ、主をほめ歌え。主の恵みは私たちに大きい。主のまことはとこしえまで。ハレルヤ。                詩篇117篇1節

聖書箇所
創世記48章1節~22節

説教
ヨセフの使命 ⑪ エフライムとマナセ 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/437 伏し拝む(ハーヴァー)

 「私に愛と真実を尽くしてくれ。私をエジプトの地には葬らないでほしい。 私が先祖とともに眠りについたら、エジプトから運び出して、先祖の墓に葬ってくれ。」 ヨセフは言った。「必ずあなたの言われたとおりにいたします。」
イスラエルは言った。「私に誓ってくれ。」 ヨセフは彼に誓った。イスラエルは寝床の枕もとで、ひれ伏した。                          創世記 47章29b~31節

 神は、ヨセフの夢の中で、すでにヨセフが長子としての権利が与えられることを啓示したのですが、父も、そして兄弟たちもそれを素直に受け入れることができませんでした。第一の夢は、他の兄弟たちの束がヨセフの麦束を伏し拝んだことです(創世記 37:7)。第二の夢は、太陽と月と12の星が、ヨセフを伏し拝んだ(39:9)ことです。「ひれ伏した」と「伏し拝んだ」はヘブル語のハーヴァーです。イスラエル(ヤコブ)の行為はヨセフに自分の持っていた家督権をヨセフに譲ったことを意味しています。すでに神は22年前のヨセフの夢の中でこのことを指し示していたのです。
イスラエルの長子の権利はイスラエルの子ヨセフとその子孫に与えられました。系図の記載は長子の権利(序列)に従って行うものとはなりませんでした。(第1歴代誌5:2)
それにしても、創世記3:15から始まる人類の救いのマスタープランの中で、主の祝福の継承者として、11番目の弟ヨセフの抜擢は異例だったわけです。
                      (銘形「長子の権利を渡されたヨセフ」より引用)