招詞
私は神の御名を歌をもってほめたたえ、神を感謝をもってあがめます。心の貧しい人たちは、見て、喜べ。神を尋ね求める者たちよ。あなたがたの心を生かせ。 詩篇69篇30、32節
聖書箇所
私は神の御名を歌をもってほめたたえ、神を感謝をもってあがめます。心の貧しい人たちは、見て、喜べ。神を尋ね求める者たちよ。あなたがたの心を生かせ。 詩篇69篇30、32節
聖書箇所
エペソ人への手紙5章18~20節
説教言(こと)ローグ/248 イエスの祈りと詩篇
わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか。遠く離れて私をお救いにならないのですか。私のうめきのことばにも。 詩篇22:1
イエスさまの時代の聖書は旧約聖書です。それは、羊の皮に書かれており、ラビたちが手書きで書き写したもので、当時は貴重で高価なものでした。ですから、会堂(シナゴグ)で読まれる聖書の朗読に人々は真剣に耳を傾けたのです。イエスさまも安息日の礼拝で朗読される旧約のモーセ五書(トーラー)をよく聞いておられましたし、同じく、詩篇も愛聴していました。そんな訳で、イエスさまは、詩篇の心とことばで御父と祈り、親しい交わりをもっていたと思います。公生涯に入られてからも、毎朝、寂しいところで祈っていられましたが、詩篇のことばが祈りのことばでもあったと考えられます。というのも、イエスさまが対話や話の中に詩篇をよく引用されているからです。上記22篇1節はメシア詩篇とも呼ばれているカ所です。
イエスが御父とどんな交わりをしたのか、その内実を知りたいと願っている者にとって、詩篇の作者(ここではダビデ)の心とイエスの心が重なっていることに気づきます。そうすると、詩篇の瞑想はさらに豊かになり、奥の深いものとなってゆくのを感じられると思います。イエス・キリストの生涯のおおよその流れを、学んでみてはいかがでしょう。詩篇の味わいはより豊かなものになります。 (銘形 「詩篇の瞑想」より一部引用)