2022年9月17日土曜日

2022年09月18日 第3主日礼拝 勝利の賛歌

招詞
 主に信頼し善を行え。地に住み、誠実を養え。主を自らの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。                          詩篇37篇3~4節

聖書箇所
出エジプト記15章1~21節

説教
勝利の賛歌 田口勇新牧師

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言(こと)ローグ/457 徹夜の祈りの後で ②

 イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた。 そして、夜が明けると弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選び、彼らに使徒という名をつけられた。すなわち、ペテロという名を与えられたシモンとその兄弟アンデレ、そしてヤコブ、ヨハネ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、熱心党員と呼ばれていたシモン、ヤコブの子ユダ、イスカリオテのユダで、このユダがイエスを裏切るものとなった。    ルカの福音書6章12~16節

 使徒(アポストロス)の資格は、イエスの直弟子であることでした。パウロは例外ですから、自分は使徒の資格があると主張しています(ガラテヤ1:1ほか)。使徒とは、イエスの福音のメッセージを託された者という意味で、アルネ語のマカ・ウラーケもこの意味です。「使徒」とはあくまでも12弟子による共同体的・教会的「使徒」を意味しています。このイエスの愛弟子たちはしかし、十字架の前夜、捕縛を恐れてイエスを置き去りにしたことで痛悔(つうかい)を経験しましたが、ペンテコステ以来変わりました。やがて迫害がエルサレムに起こったとき、身の危険から多くの他の弟子たちは各地に散りましたが、使徒たちだけはエルサレムにとどまりました。短い期間、エルサレムを出ることはあったとしても、必ず、エルサレムに戻っています。命がけで教会に仕えた使徒たちの証言集と言える新約聖書27巻の重みを感じます。愛読しましょう。   
                     (銘形:「ルカの福音書を味わう」より一部引用)